34歳教諭を懲戒免職 女子トイレ侵入し盗撮 校長も減給
スポーツニッポン 2014年7月10日 21:04
長野県教育委員会は10日、盗撮目的で勤務先の中学校の女子トイレに侵入し、建造物侵入の容疑で逮捕された下諏訪町立下諏訪社中の男性教諭(34)を懲戒免職処分とした。同校の男性校長(56)も、監督責任を怠ったとして同日付で減給10分の1(1カ月)とした。
県教委によると、男性教諭は5月下旬、女子トイレに侵入し、個室の壁にカメラを取り付けて盗撮をした。校長は、カメラに気付いた女性職員から受け取った記録媒体を、内容の確認のためにパソコンに詳しいこの男性教諭に渡してしまった。男性教諭は別室で記録媒体を壊し、校長には「誤って踏んでしまった」と説明したという。
県教委は、校長の不用意な行為も処分の理由としている。
その後、被害届を受けた諏訪署が捜査し、男性教諭は建造物侵入容疑で逮捕された。教諭は6月20日、同罪で諏訪簡裁から罰金10万円の略式命令を受け、即日納付した。
元校長、詐欺容疑で告発へ
読売新聞 2014年07月11日
県教委は10日、3月に免職処分とした松本市立源池小の元校長の男性(61)を虚偽公文書作成・同行使と詐欺容疑で松本署に告発する方針を決めた。県教委が刑事告発を行うのは初。元校長は交通事故被害の治療費の領収書を偽造し、加害者や県教職員互助組合から計3万5000円をだまし取ったなどとされている。
また、県教委は同日、下諏訪社中の田中学教諭(34)を懲戒免職処分とし、管理監督に問題があったとして同校の男性校長(56)も減給10分の1(1か月)とした。
田中教諭は5月下旬、同校の女性職員用トイレに侵入し、6月に建造物侵入容疑で逮捕された。このトイレでカメラが見つかっており、県教委に対して「盗撮目的だった」と話しているという。諏訪簡裁から罰金10万円の略式命令を受けて納付した。校長はカメラに気づいた職員から記録媒体を受け取ったが、自分では読み込めず、居合わせた田中教諭に内容の確認を指示。田中教諭が媒体を破壊したという。